相続手続き | 大分相続遺言相談センター - Part 12
2021年12月01日
Q:司法書士の先生にご相談です。相続財産は法定相続分どおりに分割しなくてはいけないのでしょうか?(大分)
現在、大分に住んでいる60代主婦です。先月、大分市内の病院で闘病中だった兄が亡くなりました。無事に大分にある実家にて葬儀を終え、遺品の整理をしましたが、特に兄は遺言書を残しているようではありませんでした。両親は既に他界しており、兄には奥さんがいますが子供はいません。そのため相続人は、おそらく兄の奥さんと妹の私のふたりです。しかし、兄の奥さんはとても自由な方であまり家にいることがなかったため、兄の面倒は基本的に私が見ていました。現在の相続手続きに関することも奥さんはなにもせず私が行っています。
そこで相続手続きに関して疑問に思うことが一点あります。相続財産は法定相続分どおりに分割しなくてはいけないのでしょうか?相続財産を法定相続分どおりに分割するとなると、何もしていない兄の奥さんに兄の財産が半分以上も持っていかれてしまうということなり、私は納得いきません。ぜひ司法書士の先生に教えていただきたいです。(大分)
A:相続人同士が合意していれば、法定相続分どおりに分割する必要はありません。
この度は、大分相続遺言相談センターへお問合せありがとうございます。
法定相続分は法律で定められているものですが、強要するものではなく、あくまで「目安」として扱われます。遺産分割協議を相続人同士で行う際、初めて相続する方がほとんどでしょう。そのためどのように分割すればよいか分からず、また協議で争いが起こらないようにするために、「目安としてこのように分けるといいですよ」と定めたものが法定相続分になります。
法律上規定されている法定相続分は下記のとおりです。
・配偶者
・第一順位:子・孫 (配偶者と子供が相続人の場合…配偶者1/2 、子供1/2)
・第二順位:親・祖父母 (配偶者と親・祖父母の場合…配偶者2/3、親・祖父母1/3)
・第三順位:兄弟姉妹 (配偶者と兄弟姉妹の場合…配偶者3/4、兄弟姉妹1/4)
遺産分割協議は相続人全員が合意していれば、基本的には自由に分割方法や内容を決定することができます。
ただし遺産分割協議がまとまらず、遺産分割調停になった場合には、原則として法定相続分を目安として分割することになります。
大分相続遺言相談センターでは落ち着いた雰囲気の中で相続手続きについてご相談できるよう、お客様との丁寧な会話を心がけおります。大分相続遺言相談センターでは相続手続きに関する実績豊富な専門家が、最後までしっかりと対応させていただいております。また、実績豊富な大分トップクラスの専門家と連携し、ワンストップで対応できる環境を整えておりますので、安心してご依頼いただけます。初回のご相談は無料ですので、まずはお電話にてお気軽にお問い合わせください。 大分の皆様、ならびに大分で相続手続きができる事務所をお探しの皆様からのお問合せを、心よりお待ち申し上げます。
2021年09月03日
Q:相続手続きをなるべく早く終わらせたいです。手続き完了までにはどのくらいの時間がかかるのか、司法書士の先生教えていただけますか。(大分)
大分の実家にて一人で暮らしていた父が亡くなりました。これから相続の手続きを進めていくところですが、手続きを出来るだけ早く終わらせたいと思っています。私自身仕事で多忙にしており、大分の実家から飛行機の距離で生活しておりますので、近々長期の休暇をとって、そのタイミングですべての手続きを終わらせてしまいたいのです。相続する財産は大分の実家と、預貯金、たんす貯金が少しある程度です。すべての手続きが完了するにはどれくらいの時間がかかるのでしょうか。司法書士の先生教えてください。(大分)
A:財産の内容によって、必要な手続きが異なりますので、相続手続き完了にかかる期間も異なってまいります。
ご相談ありがとうございます。
相続の手続きが必要な財産として、一般的に、現金や預金・株などの金融資産と、ご自宅の建物や土地などの不動産がありますので、今回はこちらの2つについてご説明していきます。
<金融資産のお手続き>
金融資産のお手続きは亡くなられた被相続人の口座の名義を相続人名義へと変更するか、あるいは口座自体を解約して相続人へと財産を分配する流れとなります。
一般的に必要な書類は、戸籍謄本一式、遺産分割協議書、印鑑登録証明書、各金融機関の相続届等となります。各金融機関によっても異なる可能性がありますので、事前に確認されることをおすすめいたします。このお手続きに必要な期間は、資料収集に1~2ヶ月ほど、金融機関での処理に2~3週間ほどが目安です。
<不動産の手続き>
不動産関係のお手続きも亡くなられた方の不動産の名義変更手続きがメインとなります。
必要な書類として、戸籍謄本一式、被相続人の住民票除票、相続する人の住民票、遺産分割協議書、印鑑登録証明書、固定資産税評価証明書等で、申請先は法務局となります。
こちらの手続きが完了する目安は、資料の収集に1~2ヶ月ほど、法務局へ申請してから2週間ほどです。ご相談者様の財産の内容から、一般的な手続きとしてこちらの2つの手続きをご案内いたしました。
しかし、自筆証書遺言が残されていた場合、行方不明の相続人がいる場合、未成年の相続人がいた場合には、家庭裁判所へ上記以外のお手続きが必要になることがあります。そういった場合はもう少し手続きに時間を要しますので覚えておきましょう。
大分で相続や遺言のお手続きについてお困りごとがある方は大分相続遺言相談センターまでご相談くださいませ。相続財産やご家庭の状況によって、必要なお手続きは異なりますため、地域の相続事情に詳しい専門家が丁寧にお話を伺います。大分相続遺言相談センターでは、初回のご相談は無料にて行っております。大分の皆さまからのお問い合わせを心よりお待ち申し上げております。
2021年03月02日
Q:妻が亡くなり息子と未成年者である娘と遺産分割を行わなければいけませんが、相続手続きにおいてどのような注意点があるか司法書士の先生に伺いたいです。(大分)
大分在住の40代の会社員です。2か月前に、配偶者である妻が大分市内の病院にて息を引き取りました。心の整理はついていないものの、このまま放置することはできないため、妻の遺産について整理をはじめました。相続については5年前私の父が亡くなった際に行ったので、それなりに流れは理解していますが、今回の相続人は20歳の息子と14歳の娘のため通常の場合と異なるのではないかと悩んでいます。20歳の息子は成人しているため問題ないかと思いますが、14歳の娘は未成年者のため印鑑登録証明書も取得できず、そもそも遺産分割協議に参加できるものなのでしょうか。妻は義理の父から不動産や預貯金を相続していたためそれなりに相続財産があります。どのように相続手続きを進めていくべきか教えて下さい。(大分)
A:相続人の14歳のお嬢様にはご相談者様以外の代理人を立てる必要があります。
遺産分割協議は法律行為にあたるため、未成年者であるお嬢様は参加することができません。通常未成年者が法律行為を行う際には親である親権者が代理人となるのですが、今回のケースですと親であるご相談者様も相続人のためお嬢様と利益相反関係になってしまいます。その場合、ご相談者様が法定代理人になることが出来ないので、家庭裁判所に特別代理人選任の申立てを行うことによって特別代理人を選任してもらいます。選任された特別代理人がお嬢様に代わって遺産分割協議に参加することになります。特別代理人を選任せずに未成年者が遺産分割協議に参加したとしても、法律上無効とされますので注意しましょう。なお20歳であるご子息についてはご自身で遺産分割協議に参加することが可能です。
配偶者を亡くされた状況の中、相続手続きを進めていくことはご相談者様にとってご負担も大きいかと思われます。大分 相続遺言相談センターでは、相続人の調査、財産の調査、および申立ての準備等をお客様に代わってサポートさせていただきます。思うように手続きが進まず予想以上に時間をかけてしまう前に一度ご相談にお越しください。まずは依頼した方が良い手続きなのかどうかを判断すべく、専門家の意見を仰いでみてはいかがでしょうか。
大分 相続遺言相談センターでは、相続の専門家が大分の皆さまの相続のお手伝いをさせて頂きます。大分近隣にお住まいの方で相続に関するお困り事がございましたら、まずは初回無料相談をご活用ください。大分の皆さまからのお問い合わせ、ご来所を心よりお待ちしております。
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